本書は、公会計を学習するためのテキストです。公会計とは、公共サービスを提供する組織を対象として会計をいいます。
公共性が広がりをみせるなかで、国や地方公共団体だけではなく、公営企業や独立行政法人、公益法人、社会福祉法人、学校法人までを含めて解説しているのが本書の特徴の1つです。
また、少子高齢化や人口減少といった社会環境の急激な変化によって、わが国の公共サービスを提供する公的組織の社会的な重要性は増加し続けています。それに伴って公的組織における会計情報が充実してきています。
しかしながら、会計情報をどう利用すればよいかについては、必ずしも整理されていないのが現状です。そこで、本書では、読者がその利用方法について理解を深めることを重視して、公的組織における財務分析の基本的な考え方と事例を解説しています。
第2版では、各種データや会計基準の改正をフォローし、著者らの研究結果についてはコラムで紹介しています。