観光業に携わる神戸大学の関係者が集い、「交流」と「学び」を通じて新たなアイデアやコラボレーションを創出することで、観光業界全体を盛り上げ、未来への発展に向けたきっかけをつくることを目指す「神戸大学観光未来サロン」の第二回が、2月13日に大阪で開催されました。昨年9月に東京で盛会となった第一回に続いて開催された今回は、本学出身者である蔭山秀一?ロイヤルホテル会長にご協力いただき、大阪?関西万博にあわせ大改装を行った「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」に40名以上の神戸大学卒業生が集まりました。
観光業のすそ野の広さを反映し、会場には、工学部や農学部といった理工系、経済学部や経営学部などの社会科学系、国際人間科学部をはじめとする人文系、さまざまな学部?研究科の出身者が会場にあふれました。業種もJTBをはじめとする旅行業、USJや通天閣(南海電鉄)といった観光施設、関西エアポートや阪神電鉄などの交通?インフラだけでなく、自治体?DMO、外国政府観光局、メディア?広告、金融、製造業まで多岐におよびました。国家資格「全国通訳案内士」をもって個人事業主として活躍する卒業生の参加も目立ちました。
会場では、法学部出身の蔭山氏が歓迎の挨拶とともに、関西における観光の可能性と神戸大学への期待についてスピーチされました。続いて観光分野で活躍する各世代の参加者が自己紹介を行い、世代を超えた交流が行われました。また、広島?生口島(尾道市瀬戸田)でレモンを通じて地域づくりを行っている「島ごころ」専務の奥本寿華氏(発達科学部卒)から、同社のレモンケーキが記念品として配られました。
神戸大学は、国際文化学研究科を主幹部局として2021年12月に国連世界観光機関の賛助加盟員となり、2023年度から観光リカレントプログラムを開講するなど、観光地域づくり人材の育成に寄与してきました。今回の集まりは、卒業生へのアプローチ、社会実装を通じた異分野共創教育、官民との連携による観光学の整備、これらにとって大変有意義なものでした。今後も、観光分野を通じてグローバルとローカルとつなぐ教育研究や社会連携を推し進めていきます。

(国際文化学研究科)