4月1日、神戸大学は、新たに設置した「システム情報学部」の看板除幕式を藤澤正人学長、臼井英之システム情報学部長らの関係者出席の下、執り行いました。

同学部は、AI、データサイエンス、スーパーコンピュータ、システム科学などのSystem Informatics(システム情報学)に関する専門的な知識?技術を究めるとともに、それらを俯瞰的に組み合わせて、社会の様々な問題解決や新しい価値の創造に貢献できる能力を身に付けた高度情報専門人材を育成することを目的として、工学部情報知能工学科を工学部から独立させて開設したものです。

同学部は、上記の目的を達成するため、大学院システム情報学研究科との一体的な運用により、独立性が高く機動的な「システム情報学カレッジ(College of System Informatics(CSI))」という仮想的な教育環境を構築します。このCSIの中で、(1) 入学直後から専門科目を学び、その後で教養教育の幅広い学びに取組む「反転教養教育」、(2) 意欲ある優秀な学生は、学部入学から最短6年間で博士の学位が取得できる「早期卒業?早期学位取得」、(3) 大学院生と一緒に研究プロジェクトを実践できる異分野共創C3(Co-Creation and Collaboration)ユニット教育プログラムなどを展開していきます。

除幕式では、藤澤学長から「システム情報学部の設置を契機に、デジタル技術を柔軟に組み合わせて社会の様々な課題解決や新しい価値創造に貢献できる人材を多数輩出することを期待する。」との激励があり、続いて臼井学部長から「多様な価値観や世界観を持つ学生が集い、互いに刺激を受けながら、システム情報学の専門知をしっかりと学び、産官学連携のもとで、それらに横串を指すことで未来をデザインできる環境を構築していきたい」と抱負が述べられました。その後、藤澤学長、臼井学部長による看板の除幕が行われました。